薬草を手軽に楽しむ【薬草茶の作り方】

薬草茶を作るタイミングです


地に潤いを与える春雨が過ぎ、さわやかな風と過ごしやすいお天気に恵まれる日々、

さまざまな植物がすごいスピードで成長しています。

今、薬草を摘んで天日干しし、保存しておくと一年を通して、

植物のちからを借りることができます。

カフェインの多いコーヒーや紅茶で胃がもたれてしまうような方にも、

体に負担をかけずに、やさしい香りとほっとする味わいを楽しんでいただけます。

作用がやさしいので、これからの季節に緑茶や麦茶の代わりに、

オリジナル薬草茶を飲んでみましょう。

ヨモギやドクダミ、ユキノシタなど

馴染み深く、識別しやすいものから始めてみると良いと思います。

中には、姿がよく似た毒性植物もあります、

これで合っているのかと、採集するのが不安な場合は

知識や実用のある方に確認しましょう。

摘んだ薬草はさっと水洗いして、できるだけ早く乾燥させます。



⇧ ヨモギ・ハハコグサ・キランソウ

移動中、帽子をかご替わりに摘み取りました。




《薬草茶の作り方》


摘み方のポイント


1、薬用部位・採集時期を確認する


薬草辞典等で、全草、花、根、茎、実などどの部位を利用するか調べます。

季節や成長段階のどの時期が良いのか、確認します。
植物は成長が早いので、いちばんいい時期を逃したくないですね。


2、できるだけきれいな環境で育ったものを摘む


農薬やできるだけ排気ガスに曝されていない場所を選びましょう。


3、よくばり過ぎに注意


植物はあなたのため、人間のために生きているのではありません。

自然の恵に感謝し、奪うのではなくいただくという心を忘れないでください。

また来年も芽吹いてくれるように、はぐくむ、成長を見守ることも大切です。

過ぎたるは及ばざるが如し。



干し方のポイント 


1、枯れた部分、退色した部分は取り除きます

2、大きめのボールにたっぷりの水を張り、薬草をザブンと浸けて洗います

  一度にまとめて洗うより、小分けにした方が効率的ですし、

  薬効成分の流出を最小にできます。

  地に這うようにして、生えているものは丁寧に、土を洗い落とします。

  サラダスピナーを使うと、水気が良く切れます。
  密閉容器、ジッパー付ビニール袋等に乾燥剤と共に入れ、
  遮光できる場所で保存します。

3、水切し、平ザルに広げます

4、天日干し1日、その後、陰干ししカラカラに乾かします

5、保存する



⇧ 手前:アカツメクサ 奥:柿の葉


 

⇧ ハハコグサ 干されてもかわいい♪




薬草茶の入れ方


手軽に薬草茶を入れる方法です。

 

お好きな配合でブレンドし、
日常的にお茶の代用として飲んでいただけます。


1、急須で

 
急須に茶葉を入れ、熱湯を注いで蒸らす

2、煮出し

 

やかん(鉄・銅製のものは避ける)に水と茶葉を入れ火にかけ、

沸騰したら4~5分煮出し火を止める。
※茶葉が表面に浮かんで、煮出されてない場合がありますので、
 途中でかきまぜます。



お気に入りの茶器を使って、リラックスタイム♪


   

薬草茶にオススメの薬草

これから採集できる薬草を紹介します。


・クワ

葉の水分が少ないので、乾燥させやすいです。

糖尿病・高血圧予防改善、中性脂肪・LDLコレステロール低下、
咳止め、去痰などの効果があります。1分蒸してザル干します。
枝も利用できますが、摘みやすい葉がおすすめです。


・カキ

葉はビタミンCの宝庫、紫外線の増える時期にピッタリです。

高血圧・動脈硬化予防改善に。

晩春から初夏にかけて採り、2~3時間以内に加工すべし。

2分間蒸し、氷水にとり冷まし水けを拭いてザル干します。


・ドクダミ

香りが苦手な方もいますが、飲むとスっと爽やかに潤います。

解毒・抗菌・消炎作用があり十薬の別名があります。

地上部を刈り採ります。根元は土がついていることが多いので

少し上から刈ります。丁寧に洗って、水けを切り、4~5本の束に束ねて物干しに吊るします。量が少ない場合は、ザルに広げ干します。

ハサミで切って保存します。


・クマザサ

ほんのり甘く、香りよく非常に飲みやすいです。
初心者にもオススメ☆☆☆
胃もたれ、糖尿病・高血圧予防改善に。
3cm位に刻んで、ザル干しし、お茶を作る前に炒ると
香ばしいお茶になります。


・ツユクサ

いたる所に自生していますが、薬用できます。

蒸してから、ザル干しします。
解熱、下痢、風邪や喉の痛み、扁桃腺炎、に効果があります。


・クズ

根は生薬として、葛根湯の原料となります。

イソフラボンが含まれる茎・葉・花もお茶として利用できます。
花は鮮やかでとてもいい香りですが、虫を除くには根気がいります。
初心者の方には茎・葉をおすすめします。
成長点のつる状の茎と若芽を摘みます。

3cm位に刻んでザル干しします。



薬草を取り入れたいと思った時に、天候にも左右されず、手軽に利用できるのが薬草茶です。まとめて作っておけば体調や気分に合わせてお好きにブレンドできます。
また、薬草を摘みに出かけると、色んな植物が気になったり、懐かしい思い出がよみがえったり、童心に返りわくわくします。
自分で作ったお茶は、体を癒してくれるだけでなく、心も満たしてくれることでしょう。

あや

あや

フードコーディネーター
管理栄養士、料理教室講師を経て、独立。
食品メーカー、飲食店等のカタログ・広告写真の
料理作成、レシピ考案、料理教室などを中心に活躍。
自然豊かな地で生まれ育ち、幼少の頃から
父とともにみかん作りなどの山仕事をしたり、
母や祖母に料理を仕込んでもらいました。
薬草料理、発酵食品、仕込みものを作る
幸せな時間をお伝えします。

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うつくしき BLOG

運営:一般社団法人日本腸美人協会

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