斑点米のお話

「ねぇ、おかあさん。今朝ラジオ体操に行ってきたら、

こんなチラシもらったよ。気をつけなさいって。

でも難しくてよくわかんないの。おしえてよ。」


「なぁに?マル子、見せてごらん。。。

水稲の防除・・・

あら!もう始まってるのね。

ごめんごめん、お母さん気がつかなかったわ。」


「え、どういうこと?」


「7月から8月に田んぼで農薬がまかれるのよ。」

「のうやく・・、それってあぶないの?」

「そうね、田んぼには近づかないでね。

朝早くにまくから、ラジオ体操の行き帰りには気をつけないと!」


「おかあさん、そんなこと言っても

ウチのまわりは田んぼしかないじゃん。」


「あ、ホントそうよね。どうしよう? 

体操は家の中でやろうか。。。」


「まったくもう、おかあさん天然なんだから・・・

だいたいナンでそんなものまくの?」


「そうね、ウチは去年引っ越してきたばかりだから

知らなかったけど、きれいなお米を作るには、

ずいぶんたくさん農薬を使うのよね〜。」


「だって、きれいなほうがいいに決まってるじゃん!」


「お母さんもそう思ってたわ。

都会に住んでると、どうやってお米を作ってるか見たことなかったしね。

でも、農薬のかかったお米なんて食べたくないし、

きれいじゃなくたって味に変わりはないのよ。」


「えー!!!そうなんだ!どういうこと???」


「カメムシが米粒の汁を吸うと、

お米に黒い点がついちゃうの。

斑点米って言って、

お米の値段が下がるから、カメムシを防除するのよ。」

「ボウジョって?」


「薬をかけて虫を殺すの。」


「虫が死ぬ薬がお米にかかってるんだ。

にんげんが食べても大丈夫なの?」


「そりゃ〜死ぬことはないかもしれないけど、

よくはないわよね。」


「さっき、おかあさん言ったじゃない。

きれいじゃなくても味はおなじなんでしょ?

カメムシってクサイからお米も臭くなるんじゃないの?」


「そうじゃないんだって。

ほらほらスマホで調べたら、

こんなことが・・・。」


http://www.yasudasetsuko.com/gmo/column/090701.htm


「わたし見たってわかんないし、

カンタンに言ってよ。」


「えっと〜、カンタンにって言われてもね〜。

ホント子どもの質問に答えるのってムズカシイわ〜。」


「どうしたんじゃ、さっきからワイワイと。」


「あ、おじいちゃんなら

やさしく教えてくれるよね☆ちょっと助けて〜。」


「ほーほー、これがスマホっちゅうもんかい。

字が大きゅうなって読みやすいの〜。」


「おじいちゃん、斑点米って知ってるよね?」


「そうじゃの〜、

昔は近所の米屋へ行って安うで分けてもうたが、

今じゃどこ探しても無いの〜。」


「そうなんだ!

きれいなお米にはたくさん農薬がかかってるとしたら、

斑点米はそうじゃないってことだし、

安全よね。それなら、マル子も食べたいな〜♪」


「まぁ、そういうことになるんか・・? 

わしらは真っ白なお米が何よりのご馳走で憧れっちゅうか・・

でもマル子には体に良いもんを食べてもらいたいの〜。

かあさん、そのスマホで農薬使わずに

米つくっとる農家は調べられんのかいな?」


「あ!そうよね。スーパーになけりゃ直接買えばいいんだ☆」


「それに田んぼが借りられたら、

わしだって米を作れんこともないぞ。」


「え!ほんと!おじいちゃんスゴイ〜。」


「村の共同作業で手伝わされとったからな。

グランドゴルフの仲間に呼びかけりゃ、なんとかなるじゃろ。」


「自分たちで作れば、いちばん安心よね。できればいいな〜♪」


「よ〜し!マル子のためにいっちょやるか〜!!!」

植木屋タケさん

自然に恵まれた幸せな幼少期を過ごしていたが、ある日、鉄棒から落ちて脳天を打つ。以来、少々オカシクなり、「一風変わったヒト」の道を歩み続ける。2001年、高島市へ移住。2013年11月「オーガニック給食推進プロジェクト」始動。2015年3月「ミツバチまもり隊」を設立。農薬使用の減少を目指して忙しくブンブン飛び回り、最近では「植木屋タケさん」ではなく「みつばちタケちゃん」と呼ばることが多い。

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運営:一般社団法人日本腸美人協会

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