24節気「秋分」の頃_秋のお彼岸

台風が行き過ぎ、

朝夕は肌寒い日も出てきました。

9月23日は秋分の日

24節気「秋分」については →こちらを



秋分の日の前後の期間にある行事は

「秋のお彼岸」


「暑さ寒さも彼岸まで」

この言葉を聞くと、ようやく暑い日々も終わり、

過ごしやすい季節となります。


今年の

彼岸の入りは、9月20日

お中日(秋分の日)は、9月23日

彼岸の明けは、9月26日


ちょうど季節の変わり目の時期。

というわけで「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるのですね。

気温の変化も激しいときで、体調もくずしやすい季節。

かくいう私も

8年ぶりに高熱の風邪を引いてしまいました。

「暑い夏を乗り切ったー」とホッし、気の緩むときでもあるのです。

みなさまは体調管理、どうぞお気をつけくださいませ。



彼岸とは


彼岸(ひがん)は仏教用語です。

サンスクリット語のパーラミター(波羅蜜多)が語源とされています。

パーラミターとは「到彼岸」

煩悩や悩みを越えて到達する悟りの境地のことをいいます。


わかりやすくいうと

彼岸は「向こう岸」→ 三途の川を挟んだ向こう側 → あの世


彼岸は西の彼方にあると信じられていて、

沈みゆく太陽に彼岸の思いを寄せ、

自らも将来無事に彼岸に旅立てるように祈るのが「彼岸」のはじまりです。


太陽が真東から昇り、真西に沈み、

昼と夜の長さが同じになる

秋分の日・春分の日を挟んだ前後3日の計7日間を「彼岸」と呼びます。


あの世(彼岸)とこの世(此岸)が最も近くなる日と考えられていて、

この期間に仏様の供養をする事で故人を偲ぶとともに、

自らも極楽浄土へ行くことが出来ると考えられています。


西方浄土をお守りする仏様は「阿弥陀さま」

お寺で阿弥陀如来像をお参りするのもよいですね。


ちなみに此岸(しがん)は

煩悩や悩みに溢れた私達が住む世界。

此岸にいる者が

「布施」「持戒」「忍辱」「精進」「禅定」「智慧」

の6つを修業することで、彼岸に行くことができるとされています。

この6つの修業を『六波羅蜜』といいます。




お彼岸にお墓参り


「彼岸」そのものは仏教の教えですが、

お彼岸に墓参りをするのは日本独特の風習です。


「お彼岸」は日本でのみ行われ、

正式名称は「彼岸会(ひがんえ)」といいます。


お墓が遠くてなかなかお参りに行けないという方は

太陽の沈む西(彼岸)に向かってお祈りするといいですね。




お彼岸のお供え物



お彼岸のお供え物といえば

秋は「おはぎ」、春は「ぼた餅」


この違いは何でしょう?

「呼び方のみでまったく同じじゃないの?」

いえいえ

春はこしあん、秋は粒あんという違いがあるのです。

小豆の収穫が9月頃からはじまるので、捕れたては粒あんが美味しいのです。


それぞれ漢字で書くと

「牡丹餅」「お萩」


春に咲く「牡丹」、秋に名月に供える「萩」

と日本の四季で表現されています。


お供えのあとは、これらを食し厄除けを。

小豆の朱色が、災難から身を守るといわれています。




彼岸花ってお彼岸の花?


ちょっと妖しげなムードを持つ「彼岸花」

この季節、田んぼのあぜ道や川べりなどでよく見かけますね。


なぜ彼岸花というのでしょう?


それは単純に彼岸の時期にちょうど咲くからです。

彼岸とつくので、死を連想され、不吉な花と印象を持たれることも多いです。

知らずに子どもの頃、

綺麗だと採ってきて叱られた思い出もあるのではないでしょうか?

現に根っこを中心に毒があるので採取するのは要注意です。


墓地のまわりに咲いていることもありますが、

昔は土葬をしていたので、

動物に掘り起こされないように植えられていたようです。


ちなみに田んぼのあぜ道にあるのは、

ネズミやモグラに田んぼを荒されないようにするためだそうです。


別名もたくさんあり

地獄花(じごくばな)、捨子花(すてごばな)、幽霊花(ゆうれいばな)

痺れ花(しびればな)、剃刀花(かみそりばな)

と怖いものが多いですが、


曼珠沙華(まんじゅしゃか)


この呼名は素敵ですね。

サンスクリット語で「天上に咲く紅い花」という意味があり

よいことがある前兆といわれています。


ある年代の方はご存知かと思いますが、

山口百恵さんの歌に「曼珠沙華」というタイトルのものがありました。


「マンジューシャカ 恋する女は

 マンジューシャカ 罪つくり

 白い花さえ 真紅に染める」


とても情熱的な歌ですね。

わたし、実はこのレコードLP 持ってます。


彼岸花

赤が多いですが、白もありそれはそれは神秘的で綺麗なのですよ。


百恵ちゃんの歌を口ずさんで

白を赤に染めてみましょうか♪



kumika kosake

イラストレーター 京都在住
寺旅研究家との出会いをきっかけに、仏像イラスト描きが、生活の一部に。二百体を超える仏像画を執筆。「なぞると心が癒される写仏本」が好評を博し、「仏像ぬり絵」など4冊の写仏用のイラストを制作。家族の病をきっかけに、病を治すには、食事と生活環境の改善が大切だと知り、ナチュラルな素材でからだが喜ぶ料理を楽しんでいます。

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運営:一般社団法人日本腸美人協会

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