古代小麦を育てよう! 〜真の自給を目指して〜

「聖地タカシマ」のパワースポット白鬚神社のすぐ近く、鵜川というところで古代小麦を栽培して3年目になります。

「古代小麦って?」とよく聞かれるのですが、その名のとおり、現在広く利用されているパン小麦(普通小麦)の原種にあたる古代穀物です。


9,000年以上前からヨーロッパで栽培され、英語ではSpelt wheat(スペルト小麦)、イタリアではFarro(ファッロ)、ドイツではDinkel(ディンケル)などと呼ばれています。


縄文文化にゆかりのある地で、このような作物を育てられることの不思議な巡り合わせを感じずにはいられません。

栽培を始めたきっかけは、この「うつくしきBLOG」編集長あかざ えりさんが企画されたセミナーに参加したことです。

2014年2月、京都で開かれた「古代小麦とお菓子とパン・自然とつながる暮らし方」というセミナーには、無肥料栽培家の岡本よりたかさんが特別講師に招かれ、発酵食や微生物と共棲する自然とつながる暮らしについて学ばせていただきました。


その後、鵜川で自然農をやっている畑の先生が古代小麦を育てていることを知り、彼の指導を受けながら、「 FEC自給圏ネットワーク」のメンバー達と栽培を続けています。

古代小麦の特徴は人工的な品種改良がされてなく、栽培には農薬、化学肥料を必要としないことです。また、小麦アレルギーも発症しにくいと言われています。

蛋白質も良質で消化しやすく、高齢者や病弱な方にも安心な小麦です。


現代の小麦にアレルギーなどの弊害が生じてきた主な原因は、大量生産に向くように作り変えられたための化学物質多用だと考えられるでしょう。

種まきの時期は地域によって異なりますが、9月中旬から12月上旬までです。

種は殻付きのままで発芽します。

畝たては特に必要ありません。スジを浅く掘って条まきにし、軽く覆土したら足で踏みしめます。

条間は50㎝ぐらいとると、草刈、収穫などの管理がしやすいです。


芽が出たら麦踏み。6月の収穫までには、月1回ぐらい条間を草刈します。

ベランダでのプランター栽培でも種を増やすにはいいと思います。

収穫後の作業は仲間を募って共同で行えばいいでしょう。


細かなノウハウについての情報交換をフェイスブックの「種の自給ネットワーク ~古代小麦を育てよう~」というグループで行なっています。

興味をお持ちの方は、ぜひご参加ください。

現在、栽培に取り組んでいる「FEC自給圏ネットワーク」では、

oods(食糧)

nergy(自然・再生可能エネルギー)

are(介護・ケア)

三つの自給に取り組んでいます。

「古代小麦プロジェクト」は食の自給を目指した活動の一つですが、それは持続可能なものであるべきだと考えています。


田舎では土地があり、自分で野菜や米を作っている人は少なくありません。「自給自足」の生活に憧れて都会から移住してくる人たちもいます。

多くの人は自分で食べ物を作れば「自給」できていると考えるでしょう。

しかし、現代の歪んだ社会システムの中では、それが「真の自給」ではないことに気づかされます。


一昔前(15年ぐらい?)には、野菜の苗を売る「苗屋さん」が、どの街にも数軒はありました。

野菜を種から育てるのは簡単ではありません。小さな苗を買い、それを自分の畑に植えて大きく育てるのです。


ところが今では、このような野菜苗、花苗を扱う店はすっかり姿を消してしまいました。

身近なところでは、大手ホームセンターでしか苗を入手することができません。

そこで売られている苗がどういうものか?

園芸コーナーではF1の種、苗がほぼ全てです。

わずか数社が世界の種を独占し、日本国内での種の自給率は10%もありません。


私たちは一代限りの種、苗を毎年買い続けることを強いられ、グローバル企業による「種の支配」によって作物を「作らされている」のです。


「種の支配」は「食の支配」です。

農薬や化学肥料に頼り、虫や草を排除するため有害な物質を散布し、微生物を死滅させることから脱却し、これらから自由にならなければ、「持続可能な食の自給」とは言えません。


社会を変革するのは、政治家でも企業家でもなく、わたしたち自身です。

みんなで「希望の種」を増やしていきましょう!

古代小麦を育てることは、その一歩なのです。


「真の自給」が未来を変えていきます。

どうぞよろしくお願い致します。

植木屋タケさん

自然に恵まれた幸せな幼少期を過ごしていたが、ある日、鉄棒から落ちて脳天を打つ。以来、少々オカシクなり、「一風変わったヒト」の道を歩み続ける。2001年、高島市へ移住。2013年11月「オーガニック給食推進プロジェクト」始動。2015年3月「ミツバチまもり隊」を設立。農薬使用の減少を目指して忙しくブンブン飛び回り、最近では「植木屋タケさん」ではなく「みつばちタケちゃん」と呼ばることが多い。

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運営:一般社団法人日本腸美人協会

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