はじめまして、「こまち」と申します。
「大人が読んでも心に響く素敵な児童書」
が大好きで、これまで読んだ本は2000冊以上
その中から
季節にぴったりの、とっておきの1冊をご紹介していきます。
まずは、冬の初め、今の季節にピッタリの絵本をご紹介しますね。
「ふゆねこ」
かんのゆうこ(作) こみねゆら(絵)
グレイッシュなトーンの絵柄。ちょっと神秘的な猫。一目見て気になった絵本です。
表紙をめくると、こんな見返しが…。毛糸玉と繊細な編み物の模様がきれい。
でも、お話しの最初のページは悲しい場面から始まります。やはり全体のトーンはグレイッシュ。
ちさとちゃんという小さな女の子が主人公です。
お母さんを亡くしてしまったちさと。悲しい日々が続くのですが、ある出会いがきっかけで、変わっていきます。
ももいろのマフラーを巻いたまっ白な猫が、ちさとの家をたずねてきたのです。
ちさとちゃんのお母さんに頼まれて、やってきたという猫の名前は「ふゆねこ」
それからのお話しは、沈んでいたちさとの心をほんわりと持ち上げてくれる、そんな展開になっていきます。
まっ白な猫「ふゆねこ」と「ちさとちゃん」の交流が素敵なんです。
そして、最後には奇跡のような不思議な出来事も待っています!
冬の夜空に美しい星が光るような、ちょっと幻想的で夢のようなお話。
しっとりと心が温まる絵本です。
---しあわせのことば---
「思いは届く」
この絵本を読んで思った、しあわせのことばです。
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