幼い頃、台所に立つ母の隣で
じーっと、
母の手仕事を眺めるのが大好きだった 私。
トントントンと心地よい音も、包丁さばきも、
幼い私には魔法使いのように映って見えた。
料理上手ではないから…
という母に教わった家庭料理。
おむすび
”料理”といえるかどうかは解らないが、
簡単が故に、とても難しい。
おむすびを一緒に握る度に母が言う。
”表面はしっかり
中には空気が入るようにね”
”口に入れた時に
ほろほろと崩れる位がおいしいのよ”
”美味しくなぁ~れ
と心の中でね”
と。
発酵LIFEを送るまでは、
常在菌という存在を意識する事は
全く無かった。
発酵を楽しみ、
日常に取り入れるようになった今では、
手に塩をまぶして握る母のおむすびは、
理に叶う最高の発酵食品だったのね。
結婚し、子育てをする
母
となった今
おむすびを握る度に想うこと
”ほろほろと崩れる位が美味しいの♡”
〜てのひら のことを「掌=たなごころ」〜
中国語では手のひらを「手心」というそうです
「手心」→「てのこころ」→「たなごころ」
お母さんが結ぶ「おむすび」には
「たなごころ」=「手の心」が 宿るのかしら
初めまして、Tomomiです。
洋裁好きの母の影響で、中学生の時から服を作るのが大好き。
その頃の愛読書はSO-EN、
へちまで化粧水を作ったのも、その頃。
夢は家庭科教諭。
結婚し、3人の子供ができ
子供に起こるアトピーやムズムズ足症候群、
やけど など、辛い経験から脱却した経験や、
食べ物や発酵食で、子供の病気を治した経験をシェアして、
悩めるお母さんの助けになりたくて、
発酵ワークショップを定期的に開催しています。
3年前に、たった一粒の玄米から始まった『発酵』
その出会いが、子供のアトピーで辛く苦しかった時間を
360度変えてくれました。
子供だけではなく、女性が自分らしく生きる生き方を
発酵を通して伝えて行きたい。
微生物に教わり微生物に守られていくことで幸せが
∞(無限)に繋がっていくことに神秘を感じています。
主人のうどん店、掌=たなごころで
お客様に手心の味と魅力を伝える、女将もしています。
わたしの住む、藤井寺市の葛井寺には、
国宝千寿観音が祀られていて、私と同じ4月18日が誕生日。
結婚し藤井寺に来たのには、何かおぼし召しがあったのでは?
と本気で思っています。
夫婦でアンティークが好きで、骨董市を回るのも共通の趣味。
骨董市でみつけた「ファイヤーキングのマグ」で
うどん屋ですが、オーガニック珈琲を飲めたりと。
四季に寄り添い、自然と共に生きる生活は、
楽しく意外と身近にありました。
そんな身近な微生物との共生を少しずつ綴っていきたいと思います。
どうぞ、ごゆっくり おつきあいいただけると嬉しいです。
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