日に日に、寒くなってきました。
ほほえましい「きょうだい」を描いた絵本を読んで、ほのぼのと心温まってみませんか。
題材は、妹の家出!なんですけどね…。
赤い服を着ているのが「きい」
緑の服を着ているのは、ふたごのお姉ちゃんです。
お母さんに叱られた「きい」は…。
泣きます、怒ります。
お姉ちゃんも、弟のよっちゃんも、愛犬のちろも、みんな心配しています。
だって、「きい」ったら『家出』するなんて言うんだから…。
でもね、お姉ちゃん、考えるんです。
なんとかして「きい」をひきとめる作戦を!
「ねぇ、おかし たべてから いったら?」
なんてね…。
そのあとも、お姉ちゃんのひきとめ作戦は続きます…。
感情の起伏が激しい妹の「きい」、赤い服がそれを象徴しているかのようです。
おだやかで落ち着いているお姉ちゃん、緑の服がお似合いです。
弟のよっちゃん、犬のちろ、可愛い。
こんな「きょうだい」にかこまれて、ひきとめられる「きい」
はたして、「きい」の家出は、どうなるのか?!
お姉ちゃんと「きい」のやりとりが、ほほえましくて心がほっと和みます。
今回の<しあわせのことば>は、絵本の中の一文から…。
『きょうの ゆうごはん とっても おいしそう』
日常のなにげない幸せが、とっても大切だってこと、伝わってきます。
「きいのいえで」 種村有希子
0コメント